エンジニアが開発を進める工程を理解することは、エンジニアの本業はもちろんのこと人生で何かを創造するときにも活用できます。
今回はエンジニア開発工程のステップに位置づけられる
実装について紹介します。
実装の段階って何をするの?
前回の記事にて、開発工程の設計を説明しました。
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実装に関しては、前ステップである設計によって最も良い方法を構築した前提の上で成り立つものです。
今日紹介する実装は何かというと、設計によって決まった最も良い方法に基づいてコードを書き始めるステップになります。
例として、前回の記事でも利用したある野球チームでグッズのレコメンドをする機能を設計できれば、あとはコードを書いてこの機能を実装する段階へと進んでいきます。
また、実装の進め方にも様々な方法があるので実装対象や組織に適したものを導入する必要があります。
例えば、ウォーターフォール、アジャイルという開発手法があり、別の記事で説明するので今回は割愛しますがそれぞれの特徴を活かせる手法を選択します。
最後に、実装するプログラマーは、なぜこれを作っているかという意義を自分の中に問いただすことが重要になると考えます。なぜなら、この実装段階では基本的に設計したものを淡々とつくるだけになりがちだからです。
例えばなぜ、この開発手法を選択して実装しているんだろうかと意識することによって、求められる役割を自分の中に腹落ちさせることができる。端からみたらただの実装作業にみえるかもしれませんが明らかに意識の差でやっていることの質は変わり、実装中の気づきも増えると思います。したがって、もっとこうしたらよくなるよねという意見もあげられるでしょう。
このように、単調にみえる実装作業だからこそ、実装段階では。プロセスを意識して取り組むことが大切になると考えます。
アーティストのライブで実装をイメージする
前回同様、実装も、アーティストのライブ開催でイメージしてみましょう。
実装はアーティストライブ開催でいう、設計したステージセット、演出の準備、申し込みのシステム構築などの準備だと考えています。
設計で決めたライブ開催のセットや演出を手順通りに実装していく。ただし、この実装作業も淡々とやるだけではなく、どうしてこういうセットになったのかというプロセスを意識し思考を働かせながら取り組むべきです。そう取り組むと、基本的に設計のミスはあってはなりませんがこの演出はこうしたほうがいいなどの気づきを実装中に得られ、よりよいライブパフォーマンスを演出できることに繋がるからです。
このように、アーティストのライブ開催までの準備にあたる部分は、まさに今回紹介した開発工程である実装で考えられるのです。
以上、アーティストライブ開催までの動きの本番用意で考えてみると、実装役割をより理解できるのではないでしょうか。
最後に
本日はエンジニア開発工程のステップに位置付けられる実装についてご紹介させていただきました。
次回は、エンジニア開発工程の次のステップに位置付けられるテストについて紹介させていただきたいと思います。
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また、今回の内容に関しては以下の本で
学ばせてもらったことを参考にアウトプット
させていただいています。
わかりやすくITエンジニアリングの基本がまとめられていて、
IT業界に携わる人や興味ある人はもちろん、様々なところで
活用できると思うのでぜひご一読をおすすめします。
それでは本日はありがとうございました。
今日も頑張ります。