写真を撮りたいという気持ちを明確に意識したのは、大学時代、ある先輩が撮った写真を見た瞬間でした。
先輩がTwitter(現X)で投稿していた、道端に咲く雑草の写真。
https://x.com/yansukim/status/423353807230074880
見過ごされがちな小さなものに目を向けるその視点と、世界を優しく捉える姿勢に心を打たれたのを今でも覚えています。
その頃の自分は生きづらさを感じていました。そんな中で先輩の写真は、「自分が感じる世界の優しさを肯定してもいいんだ」と背中を押してくれました。それが、自分も写真を撮りたいと思った大きなきっかけです。
以来、自分の写真の原点は「優しさ」だと思います。誰もが見過ごしがちなものの中にある美しさや、世界へのささやかな願いをこめて自分の心を救うために写真をこれからも撮り続けていきたいです。