ITの世界では日々新しい技術が開発されるので、常に学び続けなければなりません。それに従い、学んだ技術が使えなくなることもあるのです。
ただし、コンピュータサイエンスの基礎に関しては、コンピュータを利用して技術が開発される限り、廃れるものではないので理解しておくと長期的に活用できるものだと思っています。
今回はコンピュータとは何かに?ついて紹介します。
また、今日紹介する内容はこちらの本を参考にアウトプットさせていただいています。
コンピュータって何?
コンピュータは与えられた手順に従い電子回路を用いて複雑な計算を高速・大量に自動的に行うことを目的として開発された機械のことです。
法用語では、電子計算機という表現が警報や著作権法等で用いられています。
要は、電気があれば計算してくれる機械ということです。
この説明だけ聞くと、電卓と捉えられそうなので補足すると、コンピュータは広い意味で計算という表現を使っています。
例えば、数値計算だけではなく、情報処理、データ処理、文書作成、音楽制作、写真編集、動画編集等を含めて複雑な処理を計算してくれるのがコンピュータなのです。
そして、重要なのは、コンピュータは電気がないと動かないということです。
そのため、コンピュータを理解する上で、電気で物を考えることがポイントになります。
電気で考えるコンピュータ
電気には、電気がつくオンと電気が消えるオフしかありません。
この電気のオン、オフをコンピュータに当てはめるとオンなら1、オフなら0といったように2つの数字を理解してコンピュータは動作しているのです。
したがって、コンピュータは1と0によって複雑な計算を行います。
1と0の組み合わせで表現
多くの人は1と0で何が表現できるの?写真や動画をどう表現するの?って思うことでしょう。
確かにそう思うのは不思議ではありません。
でも、コンピュータは手旗信号やモールス信号のように限られたパターンを繰り返すことで情報を伝える術があります。
その術がコンピュータの特徴である高速に大量の1と0を処理することです。どんなに複雑な情報でもそれらを1と0に高速に分解し、大量に1と0を並べて表現することができる。
1と0という単純な信号しか介さない代わりに高速に大量に処理することによってコンピュータの世界を表現します。
電光掲示板で考えてみる
とはいっても高速に大量の1と0を処理して表現するといったところでわけがわからなくなる。
このイメージを掴むために、電光掲示板で考えてみることがおすすめです。
例えば、野球場で表示される電光掲示板の選手名や得点などです。
1つ1つでみるとオンとオフしか表現できません。ただ、大量に電球のオンオフがあつまることで文字や数字を表現できるわけです。
このオン、オフしかあらわせない最小の単位、いわば1個の電球のことをコンピュータの世界ではbitと呼びます。
つまり、コンピュータの世界では、このbitの組み合わせによって表現されるということです。
最後に
本日はコンピュータとは何か?というテーマでお送りしました。
冒頭でも紹介しましたが、今回の内容に関しては以下の本で学ばせてもらったことを参考にアウトプットさせていただいています。
こちらは基本情報技術者試験の参考書となっていますが、ITサイエンスの基礎を学んでいく上でおすすめの本です。
Amazon内の評価も高く、他にも参考書はありますが、文章メインではなくイラストが多用されているので、特に初学者の方にはとっつきやすく理解しやすいと思います。
ぼくもこの本にかなりお世話になっていて、おすすめできる書籍となっているので、気になる方はぜひ手にとってみてください。
それでは本日はありがとうございました。
今日も頑張ります。