ITの世界では日々新しい技術が開発されるので、常に学び続けなければなりません。それに従い、学んだ技術が使えなくなることもあるのです。
ただし、コンピュータサイエンスの基礎に関しては、コンピュータを利用して技術が開発される限り、廃れるものではないので理解しておくと長期的に活用できるものだと思っています。
今回は2進数と8進数・16進数間の基数変換というテーマでお送りします。
そして、今回はこちらの本の内容を参考にアウトプットしています。
この記事の目次
2進数と8進数・16進数間の基数変換
前回、前々回とn進数と10進数間の基数変換について紹介しました。
[kanren postid=”3951,3968″]そこで今回は、2進数と8進数・16進数間の基数変換の方法について紹介します。
8進数や16進数はコンピュータと相性がいいということもあり、2進数からの基数変換を簡単に行うことができるんです。
[kanren postid=”3924″]そのために、こちらの記事でも書いたのですが、8進数は3ビット(1桁で2進数3桁分)16進数は4ビット(1桁で2進数4桁分)表現できるという基本を理解する必要があります。
この基本を頭にいれた前提の上で基数変換の方法をお伝えすると、2進数を8進数にする場合は2進数を3桁ごとに区切り、2進数を16進数にする場合は2進数を4桁ごとに区切れば良いのです。
そして、区切った1つ1つの単位でそれぞれ10進数に直し、それらを全てくっつけると8進数を表現できます。
16進数はその後16進数に直してくっつけることで16進数を表現することができます。
実際の計算例をみていきましょう。
2進数から8進数への基数変換
例えば、10111.01という2進数を8進数に変換する方法は以下の通りになります。
8進数なので3桁ごとに区切って10進数に戻して、それぞれをくっつけます。
2進数から16進数への基数変換
こちらは、例えば11111.01という2進数を16進数に変換するとしたら以下の通りになります。
16進数なので4桁ごとに区切って10進数に直します。
そして、16進数の場合は9の次にA~Fがくる16進数表記に直した後に、それぞれをくっつけます。
8進数・16進数を2進数に基数変換
反対に8進数や16進数を2進数に基数変換する時は、先ほどと逆の流れで8進数1桁を2進数3桁、16進数1桁を2進数4桁に分解します。
そして、分解したそれぞれの桁を最終的にくっつけた数が2進数としての表現になります。
8進数から2進数への基数変換
先ほど8進数にした27.2を2進数に変換する流れは以下のとおりです。
両端から余計な0を省くことを忘れないようにしましょう。
16進数から2進数への基数変換
先ほど16進数にした1F.4を2進数に変換する流れは以下のとおりです。
こちらも両端から余計な0を省くことを忘れないようにしましょう。
最後に
本日は2進数から8進数・16進数間の基数変換というテーマでお送りしました。
また、冒頭にも紹介しましたが、今回の内容に関しては以下の本で学ばせてもらったことを参考にアウトプットさせていただいています。
こちらは基本情報技術者試験の参考書となっていますが、ITサイエンスの基礎を学んでいく上でおすすめの本です。
Amazon内の評価も高く、他にも参考書はありますが、文章メインではなくイラストが多用されているので、特に初学者の方にはとっつきやすく理解しやすいと思います。
ぼくもこの本にかなりお世話になっていて、おすすめできる書籍となっているので、気になる方はぜひ手にとってみてください。
それでは本日もありがとうございました。
今日も頑張ります。
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